●主に、ご高齢で難聴の方の為の「会話器」と「集音器」を企画、製作、販売しています。
●ショップ立ち上げまでの経緯について
私の母は2023年に100歳で亡くなりました。
亡くなる数年前には、めっきり耳が遠くなってしまい、自然に会話できる状態ではありませんでした。
日常の生活の中で意思疎通できないストレスは思ったよりも大きく、私も母もとても疲れていたと思います。
さらに、自宅診療に来て下さるお医者さんや看護師さんが、大きな声で母に話しかけている姿を見ていて、なんだか申し訳ない気持ちになっておりました。
- 話し手が大きな声を出さなくてもよいもの、、、
- 母がよく聞こえるもの 、、、
このようなものを探して、過去に高価な補聴器も試しましたが、装着するのを嫌がり、つけたり外したりしているうちにどこかへ失くしてしまいました。
そこで、私が培ってきた電子回路設計の経験を活かし、母のために卓上型の会話器を開発しました。
この会話器を使用することで、母は、私や家族をはじめ、お医者さんや看護師さんとも、ストレスなく会話できるようになりました。
このことに驚いたお医者さんから、自分の病院で使用してみたいとのお申し出があり、同じ物をもう1台作成してお渡ししました。
結果は、聞こえの悪いご年配の患者様のどの方にも良く聞こえると好評で、対面での会話にとても効果がある事が分かりました。
さらに、高齢者施設様においても好評で、幾多の施設様からも使ってみたいとのお申し出を頂きました。
それならばと、母同様に会話が聞き取れなくてお困りのご年配の方や、そのご家族、医療、施設関係者の方々のお役に立つべく、この最初の会話器をMHA-1と名付け、2021年4月に事業を立ち上げて量産、販売する事に致しました。
●サトリテックについて
会話器の開発をきっかけに、「NEO HUMAN」*の実現に向けた製品開発を行っています。
*NEO HUMAN
未来ロボット工学の研究者で経営コンサルタントとしても成功を収めたピーター・スコット-モーガン氏が、難病を克服するために自らを実験台として「肉体のサイボーグ化」と「AIとの融合」を目指して奔走する姿を記録した著書「NEO HUMAN ネオ・ヒューマン: 究極の自由を得る」のタイトルから引用しています。
サトリテックでは、NEO HUMANを広義の「人体拡張」と捉えて製品開発のポリシーとしています。
サトリテックホームページ:
https://satoritech.jp